コラム & お知らせ

弁護士 守谷自由がみなさんに
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2020.08.13 離婚・男女問題

解決事例~高額の慰謝料請求を受け、相当額の慰謝料に減額した事例~

 

(1)依頼者は、突然、弁護士から「不貞の慰謝料として500万円を支払え。」届き、びっくりしてその弁護士の法律事務所に電話したところ、事務所に来るように言われ、弁護士から不貞に基づき、500万円を支払うという合意書に署名・押印するように求められました。

(2)依頼者は、不貞の事実自体は争わないものの、500万円という金額が妥当かどうかはわからないので、持ち帰って考えたい旨を相手方の弁護士に伝えました。しかし、相手方の弁護士はこの場で合意するように再度求めてきます。依頼者は何とかその場は署名・押印せずに、後日、当事務所に相談に来られました。

依頼を受任し、相手方弁護士に相当額の金額でなければ合意しない旨伝え、最終的に相当額の金額で合意となりました。

(3)突然、弁護士から連絡を受け、弁護士から理路整然と伝えられると、これは支払わないものでないかと思い、合意書に署名・押印される方がいます。絶対に合意書に署名・押印しないでください。不貞の慰謝料でも、婚姻期間の長さ、不貞期間の長さ、離婚の有無等によって額が変わってきます。

相手方弁護士から請求を受けた時点で弁護士にご相談ください。弁護士に相談するのはハードルが高いかもしれませんが、相手方の弁護士は「あなたの」弁護士ではなく、「相手方」の弁護士です。あなたに有利なことは話しません。また、一度署名・押印したものを覆すことは極めて困難です。

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